ジェスチャー コントロールが、デバイスのユーザビリティに革命を起こす – Google ATAPとインフィニオン、「Soli」レーダー技術でパートナーシップを発展

2016/05/20 | ビジネス&フィナンシャルプレス

2016年5月20日、ミュンヘン(ドイツ)/カリフォルニア州マウンテンビュー(米国) 

「Google I/O」(米国で開催、5月20日)において、史上初となる、ジェスチャーのみで制御可能な2つの製品のプロトタイプ、スマートウォッチと無線スピーカーのデモが行われました。これらのデバイスは、ジェスチャーの認識に対応しており、スイッチやボタンの代わりに、この革命的なコンセプトを使用します。独インフィニオンテクノロジーズとGoogle ATAPは、両社の技術を合わせることでジェスチャー コントロールの機能を実現しました。 

Google ATAPのイヴァン プーピレフ(Ivan Poupyrev)氏(技術プロジェクト責任者)は、次のように述べています。「ジェスチャー検知技術は、モバイル機器や固定機器の3次元操作を可能にすることで、ヒューマンマシン インターフェイス革命という新たな機会をもたらします。この結果、これまでの溝を埋めるものとして、タッチ操作や音声制御操作への利便性に優れた代替手段が実現します」。インフィニオンのアンドレアス ウルシッツ(Andreas Urschitz)(パワーマネジメント&マルチマーケット事業部プレジデント)は、次のように述べています。「人類が道具を使い始めたのは240万年前のことですが、その後の歴史の中で、人が道具に合わせるのではなく、道具が人に合わせるのは今回が初めてです」 

市場の機会

インフィニオンとGoogle ATAPは、「Soli(ソリ)」レーダー技術を通じ、数多くの市場への対応を目指しています。こうした市場の一例としては、ホームエンターテイメント、モバイル機器、モノのインターネット(IoT)が挙げられます。その基礎となるのが、インフィニオンのレーダーチップと、Google ATAPのソフトウェアそして操作のコンセプトです。両社は現在、「Soli」技術の共同商用化に向けた準備段階にあります。PMM事業部プレジデントのウルシッツは、「高度な触覚アルゴリズムと高集積の小型レーダーチップを組み合わせることで、多種多様なアプリケーションを発展させることが可能です」と述べています。 

オーディオ市場やスマートウォッチ市場への取り組みに加えて、開発チームは現在、より包括的な分野を対象に、意欲を見せています。ウルシッツは、次のように述べています。「私たちが目指しているのは、魅力的なパフォーマンスとかつてないユーザー体験を備えた、市場の新たなスタンダードを作り出し、拡張現実(AR)やIoTを実現する中核技術を創造することです」。仮想現実技術はすでに、新たな現実の可視化に成功していますが、これらの操作方法については、現時点では十分なものではありません。Googleとインフィニオンが開発を手がけた60GHzレーダーアプリケーションは、拡張現実を実現する主要技術として、こうした溝を埋めることになります。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズは、暮らしをより便利に、安全に、エコに革新する半導体分野の世界的リーダーです。明るい未来の扉を開く鍵になる半導体をつくることが、私たちの使命だと考えています。2015会計年度(9 月決算)の売上高は58億ユーロ、従業員は世界全体で約3万5,400人。2015年1月に、売上高11億米ドル(6月29日を期末とする2014会計年度)、従業員約4,200人の米国インターナショナル・レクティファイアーを買収しました。

インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場(ticker symbol:IFX)、米国では店頭取引市場(ticker symbol:IFNNY)のOTCQX に株式上場しています。 

日本法人サイト: http://www.infineon.com/jp

本社サイト: http://www.infineon.com (英語)

Information Number

INFXX201605-061.html

Press Photos

  • Infineon and Google ATAP aim at addressing numerous markets with "Soli" radar technology. Among these are home entertainment, mobile devices and the Internet of Things (IoT).
    Infineon and Google ATAP aim at addressing numerous markets with "Soli" radar technology. Among these are home entertainment, mobile devices and the Internet of Things (IoT).
    Soliradar_Application

    JPG | 1.16 mb | 2126 x 1419 px

  • Infineon and Google ATAP aim at addressing numerous markets with "Soli" radar technology. Among these are home entertainment, mobile devices and the Internet of Things (IoT).
    Infineon and Google ATAP aim at addressing numerous markets with "Soli" radar technology. Among these are home entertainment, mobile devices and the Internet of Things (IoT).
    Soliradar_Chip_Hand

    JPG | 333 kb | 2126 x 1417 px

  • Infineon and Google ATAP aim at addressing numerous markets with "Soli" radar technology. Among these are home entertainment, mobile devices and the Internet of Things (IoT).
    Infineon and Google ATAP aim at addressing numerous markets with "Soli" radar technology. Among these are home entertainment, mobile devices and the Internet of Things (IoT).
    Soliradar_PCB

    JPG | 486 kb | 1181 x 1181 px

  • Infineon and Google ATAP aim at addressing numerous markets with "Soli" radar technology. Among these are home entertainment, mobile devices and the Internet of Things (IoT).
    Infineon and Google ATAP aim at addressing numerous markets with "Soli" radar technology. Among these are home entertainment, mobile devices and the Internet of Things (IoT).
    Soliradar_PCB_Person

    JPG | 238 kb | 1570 x 1141 px

  • Andreas Urschitz, President of the Power Management & Multimarket Division of Infineon Technologies AG
    Andreas Urschitz, President of the Power Management & Multimarket Division of Infineon Technologies AG
    Andreas_Urschitz

    JPG | 618 kb | 1535 x 2303 px